建築構造と建築単価
- 構造別の建築単価は、「地域別・構造別の工事費用表(1m2当たり)【令和6年分用】」をベースに建築単価を設定しています。
- 以下のように建築構造と対応づけています。
No | 建築構造 | 国税局の地域別・構造別の工事費用表(1m2当たり) |
1 | 木造 | 木造 |
2 | 軽量鉄骨造 | (木造+鉄骨造) / 2 |
3 | 重量鉄骨造 | 鉄骨造 |
4 | 鉄筋コンクリート造 | 鉄筋コンクリート造 |
仕様(内+外)・建築単価
- 仕様は、構造別にSS仕様、S仕様、A仕様、B仕様、C仕様と定義しており、「地域別・構造別の工事費用表(1m2当たり)【令和6年分用】」の建築単価の係数は、以下の通りとなっています。
No | 仕様 | 建築単価の係数 |
1 | SS仕様 | 1.3 |
2 | S仕様 | 1.2 |
3 | A仕様 | 1.0 |
4 | B仕様 | 0.9 |
5 | C仕様 | 0.8 |
- 建築単価が事前に分かっている場合には、直接入力することも可能です。
耐用年数
参考までに、法定耐用年数は、以下の通りです。
No | 構造 | 法定耐用年数:事業用 | 法定耐用年数:居住用 |
1 | 木造 | 22年 | 33年 |
2 | 軽量鉄骨造 | 27年 | 40年 |
3 | 重量鉄骨造 | 34年 | 51年 |
4 | 鉄筋コンクリート造 | 47年 | 70年 |
- 法定耐用年数(居住用)は、法定耐用年数(事業用)の1.5倍です。(1年未満の端数は切り捨て)
- 建物相場は、実質的な耐用年数や経済的耐用年数などが分かっている場合には、耐用年数を直接入力することも可能です。
建物相場計算
新築
以下の式で評価します。
建物相場(万円) = 建築単価(万円/㎡) × 広さ(㎡)
中古
以下の式で評価します。
建物相場(万円) = 建築単価(万円/㎡) × 広さ(㎡) × (耐用年数 – 経過年数 ) / 耐用年数
- (耐用年数 – 経過年数 ) / 耐用年数 は 中古の場合に利用される耐用年数による減価調整です。
- 減価調整は、 年単位でなく月単位で計算します。